昨今、コロナ禍で生活スタイルも新しく見直され、何が大切なのか、自分の人生の時間の使い方についてなど、意図としてなくても考える機会があったように思います。

その中で、自分の将来や、老後の過ごし方に関しても少なからず想像した人もいたのではないでしょうか。また、家族にも会えずに施設の中で過ごす高齢者にとってもこの数年は大変だったと痛感しています。

何が大切なのか。改めて思うのは、自分の足で行きたいところに行けること、健康な体で毎日を過ごすこと。健やかなこころで季節を感じたりしながら楽しむこと。
そんな普通の生活がとても貴重なのだということでした。

私たちアカデミーの使命は、高齢者にとって最も大切なことの自分の足で元気に暮らす日常を少しでも長く送れるためのサポーターを育成することだと考えます。
そのための5つのことを理念とします。


1. あし全体を考えたケア

2.あしの未病のためのメンテナンス

3.脳からとこころのリラクゼーションの時間の確保

4.コミュニケーションでの人と人の対話の時間

5.自分を大切にすることには価値があると伝える事

これらに、従事する技術と知識をしっかり学んだ上で、実践できるように努力する仲間を育てる(寄り添う)役目として学びを広めていくことが必要だと感じ、どこにもない、それらを網羅した学校が必要なことから、設立し、続けていかなければと心から自負しております。

若い世代から自分の足も(子供たちの足も)見つめて、ケアしながら足にいいことを常に意識していくことが日常となり、高齢者の足のケアも歯科検診、健康診断のように定期的に行い、早期に発見できることで、悪化する前に医師との連携のもとケアすることができる。


その結果、最後のその瞬間まで、自分の足で歩き、衣食住を全うして楽しみながら生き抜くことのできる心身共に健康な人生をおくれるような環境になっていくと信じています。

足を犠牲にして働き、足に合わない靴を履き続けた経済成長期の高齢者。ケアの仕方を知らない結果、痛みや不具合により苦しんでいる熟年層、親世代の共働きから若年から既に足の不調を訴える子供たち、これらを変えるためには、まず足を知り、長年生きてきた高齢者を助け、そして、自分たちの足も見つめてサポート隊となり、一緒に足をケアして、広めていくチームとなりませんか?

撮影協力 ヒルデモアたまプラーザ・ビレッジⅢ様